資源回収ボックスは、収集日を待たずに出せるぶん便利に見えます。ただ、設置場所によって受け付けるものが違っていて、持ち込んでから「これは入れられない」と気づくこともあります。
地域情報メディア『いちのみやコンパス』のエリア担当ライター、ナカオユウキです。市内を車で回ることが多いのですが、回収ボックスを使う前に「どこに何が入れられるのか」を先に見ておくと、当日に焦らずに済むと感じています。
とくに週末にまとめて片付けたいときは、出し先を間違えると、そのまま持ち帰ることになります。今回は、一宮市の資源回収ボックスの基本的な仕組み、設置場所ごとの違い、入れられるものと入れられないもの、持ち込み時の注意点を整理します。
一宮市の資源回収ボックスで知りたい基本
一宮市の資源回収の拠点は、大きく分けて二種類あります。一つは市内の商業施設や公共施設に置かれている小型家電回収ボックス、もう一つは毎週土・日曜日に市内4カ所で開かれる資源の拠点回収です。
それぞれ受け付けるものが違います。「資源回収ボックス」という言葉でひとまとめにしてしまうと、どこへ何を持っていけばいいかが分かりにくくなるのですよね。
先にざっくり分けるなら、小型家電は小型家電回収ボックス、古紙・布類・空き缶・ペットボトルなどは資源の拠点回収、と考えると整理しやすいです。ただし、電池類やリチウムイオン電池を使う製品は出し方が分かれやすいので、そこだけは少し丁寧に確認しておきたいところです。
設置場所ごとに変わりやすい点を見る
小型家電回収ボックスは、市内の商業施設や公共施設などに設置されています。ただし、各施設の開館日・営業時間中にしか使えません。市役所や庁舎のように平日中心の場所もあれば、ショッピングモールのように土日も使いやすい場所もあります。
わたしも以前、週末に市役所の回収ボックスへ持っていこうとして空振りした経験があります。回収ボックス自体は便利でも、建物が開いていなければ使えません。行く前に、施設の営業日や開館時間を確認しておく価値があります。
回収場所は変更になることもあります。一宮市の公式ページで最新の小型家電回収ボックスの設置場所を見て、あわせて行き先の施設情報も確認してから向かうとスムーズです。
入れられるものの種類と対象品目の見方
小型家電回収ボックスに入れられるものは、投入口(縦15cm×横30cm)に入るサイズの対象品目です。代表的な対象品目は次のとおりです。
- 携帯電話
- 携帯音楽プレーヤー
- デジタルカメラ
- ビデオカメラ
- 電子辞書
- 電子ゲーム機器
- ポータブルカーナビ
- ACアダプタ
- 電卓
この一覧に入っていないものでも、リチウムイオン電池などの小型充電式電池を取り外すことができない小型家電は、条件に合えば回収対象になる場合があります。たとえば電気シェーバー、電動歯ブラシ、加熱式たばこ機器などです。
一方、資源の拠点回収(土・日曜)では、古紙や布類、空き缶・金属類、ペットボトル、蛍光管・乾電池なども持ち込めます。こちらは品目の幅が広めです。週末にまとめて動きたい人は、小型家電回収ボックスだけで済ませようとせず、資源の拠点回収も候補に入れておくと動きやすくなります。
リチウムイオン電池まわりは分けて考える
迷いやすいのが、リチウムイオン電池を使用した小型家電です。スマートフォン、モバイルバッテリー、加熱式たばこ、ハンディファン、コードレス掃除機のバッテリーなどは、出し方を間違えると火災につながるおそれがあります。
一宮市では、2025年10月から、リチウムイオン電池などの充電式電池や、充電式電池を使用した小型家電について、可燃ごみと同じ収集日・同じ集積場所で出せる収集方法も始まっています。出すときは、可燃ごみの指定袋に混ぜず、透明または中身が見える袋に分けて出す案内になっています。
ただし、膨張・変形・発熱しているものは、可燃ごみの集積場所にも小型家電回収ボックスにも入れないようにしてください。環境センター北館のリサイクル展示室や、土・日曜の資源の拠点回収場所など、公式に案内されている場所での対応になります。
ここは少し面倒に感じますが、「ふくらんでいる・熱を持っている・変形しているものは別扱い」と覚えておくと判断しやすいです。処分に迷う場合は、持ち込む前に一宮市の公式ページで確認しておくのが安全です。
回収ボックスに入れられないものの例
小型家電回収ボックスは、何でも入れられる箱ではありません。投入口に入らない大きさのもの、対象外の家電、取り外せる電池やメモリーカード、膨張・発熱した充電式電池などは入れないようにしましょう。
資源の拠点回収でも、プラスチック製容器包装や粗大ごみに該当するものは受け付けていません。持ち込む前に品目リストを確認しておくのが無難です。
わたしは片付けるとき、最初に「小型家電」「古紙」「布類」「電池まわり」「粗大ごみかもしれないもの」に分けるようにしています。行き先ごとに分けておくと、車に積むときも現地で下ろすときも迷いにくいです。
古紙を出すときの束ね方と注意点
古紙は、種類ごとにひもで十文字にしっかり縛って出します。新聞紙(折込チラシ含む)、雑誌、段ボール、雑がみはそれぞれ分けて縛るのが基本です。
迷いやすいのが、紙に見えてもリサイクルできないものです。
- 可燃ごみへ出すもの
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感熱紙・カーボン紙・写真・紙コップ・油紙・防水加工紙などが該当します。
- アルミ加工の紙パック
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内側が銀色のものは可燃ごみです。白い内側のものだけリサイクルできます。
- ビニール窓付き封筒
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ビニール部分を取り除けば、雑がみとして出せます。
古紙は、家の中で分けているときは簡単そうに見えますが、現地で束が混ざるとやり直しになります。新聞、雑誌、段ボール、雑がみを最初から別々にまとめておくと、持ち込み当日の手間が減ります。
紙パックの出し方など、細かいルールは変更されることがあります。出す前に、一宮市の最新の分別案内を確認しておくと迷いにくいです。
衣類・布類で迷いやすい判断基準
布類は、町内会やPTAが実施する回収日に出す方法があります。資源の拠点回収(土・日)でも持ち込めますが、受け付けるのはあくまで「布類」として分類されるものに限られます。
片付けや引っ越しのときに衣類をまとめて持ち込みたい気持ちは分かります。ただ、濡れているもの、汚れがひどいもの、革製品などは対象外になる場合があります。現地で断られるのが一番手間なので、事前に確認しておくと動きやすいですよ。
服をまとめて処分したい日は、つい袋に全部入れてしまいがちです。持ち込む前に、濡れていないか、汚れが強くないか、布類として出せるものかをざっと見直しておくと、現地で仕分け直す時間を減らせます。
小型家電を出す前にしておきたいこと
小型家電を回収ボックスに入れる前に、個人情報の消去を済ませておくことが大切です。スマートフォンや携帯電話には、連絡先・写真・アプリのアカウントなどが残っています。
端末の設定からデータを初期化し、アカウントのログアウトも済ませます。
取り外せる電池やメモリーカードなどは、先に外しておきます。
縦15cm×横30cmの投入口に入るか、自宅で先に測っておきます。
行き先の施設が開いている曜日と時間を、一宮市の公式ページや各施設の情報で確認します。
サイズが投入口を超えるものは入れられません。無理に押し込もうとするとボックスが壊れることもあるので、持参前に測っておくのが一番です。
小型家電は、家を出る前の確認でかなり失敗を減らせます。とくにスマートフォンやカメラ類は、データ消去、メモリーカード、充電式電池の状態を見てから持ち出すと安心です。
持ち込み時間と現地での注意点
資源の拠点回収は、毎週土・日曜日の午前9時から午後3時まで開設されています。年末年始(12月29日から1月3日)は休みです。祝日が土・日曜と重なっても開設されます。
台風などの荒天時は中止になることがあります。出かける前に一宮市のウェブサイトで開設状況を確認しておくと安心です。
持ち込む際は、分別を自分で済ませてから向かうのがルールです。現地に指導員がいますが、分別作業は来場者が行います。
わたしは、車に積む前に「現地で降ろす順番」まで軽く決めるようにしています。古紙、布類、空き缶、ペットボトルのように分けておくと、現地で袋や束を開け直さずに済みます。
ボックスが満杯だったときの動き方
小型家電回収ボックスは、満杯になっていることがあります。無理に押し込むと後から来た人も入れられなくなるので、満杯のときはそのまま持ち帰るほうがよいです。
別の施設の回収ボックスへ持っていくか、平日であれば環境センター北館のリサイクル展示室を使う方法もあります。一つの場所だけに絞らず、二カ所目の候補を決めておくと動きやすいですよ。
個人的には、用事のついでに寄れる場所を第一候補にして、帰り道に寄れる場所を第二候補にしておくのが楽です。小型家電だけのために遠回りすると、満杯だったときのがっかり感が大きいので、生活動線の中で考えるほうが続けやすいです。
ナカオユウキ満杯のときは無理に入れず、次の場所を使いましょう
よくある勘違いと見落としやすい点
意外と多いのが、「回収ボックスならどれも同じものが入れられる」という思い込みです。小型家電ボックスに古紙や衣類を入れようとしても、対象外なので受け付けてもらえません。
また、事業所から出たごみは家庭ごみとは扱いが異なります。自営業や仕事場で使った機器を「家庭ごみとして出してしまおう」は対象外になる場合があります。
個人情報が残ったまま出してしまうケースも少なくありません。データの消去と初期化は、ボックスへ入れる前に必ず済ませておきましょう。
もう一つ見落としやすいのが、「小型家電」と「電池類」を同じ感覚で扱ってしまうことです。充電式電池単体、乾電池、ボタン電池、膨張したバッテリーでは出し方が変わることがあります。少しでも迷うものは、公式ページで品目を確認してから動くほうが二度手間になりません。
このテーマで向かない場合と注意点
回収ボックスや拠点回収は便利ですが、対象外の品目や条件外のものは受け付けてもらえません。エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象で、回収ボックスとは別のルートになります。
粗大ごみに該当するものも、拠点回収では受け付けていません。大量の引っ越しごみを一度に持ち込みたい場合も、事前に受け入れ可否を確認しておくのが安全です。
片付けをしていると、「これも一緒に持っていけるかな」と思うものが出てきます。ただ、資源回収は品目ごとに出し先が分かれるため、まとめて持ち込もうとすると間違えやすい分野です。迷うものは別の袋に分けておき、公式情報を確認してから出すほうが無駄がありません。
公式情報の確認先と問い合わせ先
設置場所の変更、開設の中止、対象品目の更新などは、一宮市の公式ウェブサイトで案内されています。制度は随時変わることがあるので、持ち込む前に一度確認しておくと安心です。
確認するときは、まず小型家電回収ボックス、資源の拠点回収、リチウムイオン電池を使用した小型家電などの収集の順に見ると、自分の出したいものがどこに当てはまるか分かりやすいです。
小型家電回収ボックスや資源の拠点回収について確認したい場合は、収集業務課リサイクルグループ(0586-45-7004)が問い合わせ先として案内されています。リチウムイオン電池を使用した小型家電などの収集については、案内ページに廃棄物対策課の問い合わせ先も掲載されています。電話する場合は、問い合わせたい内容に合うページを見てから連絡するとスムーズです。
使う前にわたしが確認していること
週末に資源を持ち込みたいなら、今日のうちに「どこの施設に何が持ち込めるか」をメモ一枚に書き出しておくと、当日の動きがずいぶん楽になります。品目ごとに持ち込み先が違うので、まとめてメモしておくのが一番シンプルかなと思います。
わたしは車で市内を回ることが多いので、「土曜に寄れる拠点はどこか」「駐車場の有無を確認しておく施設はどこか」「満杯だったら次にどこへ行くか」を先に決めてから動くようにしています。行き当たりばったりで持っていくと、満杯だったり施設が閉まっていたりで、そのまま持ち帰ることになるんですよね。
品目ごとの出し先を一度整理しておくと、次から迷わず動けます。週末の片付けのついでに、まずは小型家電、古紙、布類、電池類を分けて確認してみてくださいね。













